マスクを着用し続ける事の弊害
今回のブログは、少し目線を変えた内容です。
新型コロナウイルスの流行により、今やマスクを着用するのが当たり前の世の中になりました。
ようやく3月14日以降からマスクの着用は個人の任意に変わりますが、このままマスクを着用し続けると果たしてどんな弊害があるのでしょうか??
※マスク着用、非着用を推奨する記事ではありませんのでご了承ください。
我々トレーナー目線からのお話としては、まず第一に考えられるのは
表情筋の発達の低下
が挙げられます。
マスクを着けている事で、口元の動きが見えなくなるので、マスクを着用していない状態と比べて口周りを動かす頻度が圧倒的に減ります。
主に口周りに付着する表情筋として
・笑筋
・口輪筋
・咬筋
・頬筋
・大頬骨筋
・小頬骨筋
などが挙げられます。
これらは主に口周りの表情を構成する筋肉ですが、マスクをしていると口周りの動きで表所を読み取られると言う事が減ります。
すると、人は意識的に口周りを動かす頻度が落ちると言う事になるんです。
全身の筋肉に言える事ですが、普段から使わない筋肉は徐々に弱まり下垂してくる。
つまり、口角がどんどん下がってくるんです!!
マスクを外した時に、口角の下がった表情の乏しい顔になってしまう!!
また、マスクをすることで人は口呼吸になるともいわれています。
口呼吸になるとどんな弊害があるのでしょうか??
実は人は長期間口呼吸で生活をすることで、”アデノイド顔貌”と言う状態になる恐れがあるんです。
アデノイド顔貌とは??
写真の左の顔がアデノイド顔貌と言われる状態です。
特徴として
・下顎が引っ込んでいる
・上顎が下顎よりも出ている
・歯並びが悪く、かみ合わせ悪い
・上の前歯が出ている
・面長
・鼻は小さくて幅が狭い
・鼻の穴が小さい
・唇がめくれあがって厚い
・唇が乾燥している
・鼻の下が長い
・口が半開きになっている
下顎が引っ込んでいるため、アデノイド顔貌の人の横顔は顎がなく、上顎が前に出ているように見えるという特徴があります。
また、口が閉じにくく、口がポカンと半開きになっていることも多いです。
長期間口呼吸をしていると、呼吸のために常に口が半開きの状態になりますので、
顔の筋肉が弛緩して、筋力が低下します。このことで、アデノイド顔貌になるのです。
つまり、マスクを常用的に着用し続ける事で口呼吸になり、このアデノイド顔貌になる恐れがあると言う事なんです!!
慢性的に鼻が詰まっているなどの症状がある方も、当然口呼吸になるのでこの恐れがあります。
いかがでしょうか??
マスクは顔が隠れますので、良くも悪くも便利ですし、感染対策にも役立ちますので一概に外すことが良いとは言いませんが、あまりに長期間着用し続ける事でこのような弊害がある事も事実という事を把握して頂けれ幸いです。
今回のブログは以上です!!
Beautiful Body Art Gym 鈴木